出撃日誌・風土記

津軽鉄道・ストーブ列車 〜スルメのスメルに誘われて〜

2025年末・別で出した投稿の通り弘南鉄道のラッセルを狙いに青森へ向かった。

嬉しいことに青森に滞在した2日間の両日ともに津軽のサムライとの邂逅が叶った。このときは2日目の午前中には天候が回復し、明け方の雪もラッセル車によって概ね捌ききれた模様。


そうなると今度は帰りのフェリーまでの時間が空いてしまう。どうやって過ごそうかと思案していたところ、6月にフォトランに参戦させていただいた津軽鉄道の存在を思い出した。

この時期の津軽鉄道といえばストーブ列車。気動車牽引ではあるものの、現役で動く旧型客車の中でポカポカ出来る機会に惹かれて五所川原へ向かった。


私より少し遅れて青森入りしたフォロワーH君と合流してそのまま乗車。津鉄五所川原〜津軽中里を往復、初乗車にして取り急ぎの完乗となった。



どことなくイカの薫りが染み付いた客車。味わい深いとはこのことか。


風情と本質。



袋の中が白くなっているだろう?焼いてもらったスルメをね、元あった袋にちぎっていれてもらうんですよ。焼きたては美味いぞ〜!!

その奥に写る2つの缶は地元産のリンゴジュースである。その他車内販売では日本酒も売られていた。当時私もフォロワーも運転者だったため、青森の甘い恵みを詰めた缶を片手にプシュッ!乾杯ッ!!

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ストーブからの熱気で暖かく、むしろちょっと暑いかなと感じる車内。窓辺に身を寄せるとヒンヤリとした隙間風がほのかに感じられ、これがまたちょうどよく顔の周りをクールダウンしてくれる。このさじ加減が絶妙なのだ。


また、日没が近くなると電球色のほんわかしたオレンジ色の室内灯が点くのだ。これは冬至に近く特に日が短い時期限定なんだそう。


往路は外の明かりを取り入れた車内だったが、復路は薄暗いながらも暖かみを感じるスタイルで片道40分ちょっとの散歩道。ウトウトしたり、ボーッとしたり、イカを噛んだり……。良い時間でした。

しかしその翌日、私が札幌に戻った日にアクシデントが起きてしまい、しばらくの間運行休止になってしまったとのこと。これからが掻き入れ時というところでの運行休止。

津鉄も弘南も、両社とも少しでも良い年を迎えて欲しいと案じた年の瀬。それと同時に、ストーブ列車の運行が再開出来る日が来ることも願わずにはいられない。

津鉄は客車を牽引する気動車も実は顔が良いのでまた撮りにも行きたい所存、今度は気動車で中里まで往復するのもよさそうだ。


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※追記………津軽鉄道のストーブ列車の客車は、五所川原駅にてAM9:30〜17:00まで留置、一般開放されているとのことです。ストーブ列車券や入場券も無しで入れるようです。

ストーブ客車の車内では雰囲気だけでも運行時のように…!ということで、ストーブを石炭で炊くだけでなく車内販売も行っているようですよ〜!

詳しくは津軽鉄道のホームページをご参照のこと……頑張れ津軽鉄道!!