11月半ばの週末、香川県の高松琴平電気鉄道「ことでん」にて行われた貸切撮影会とフォトランに参戦させていただきました。
撮影地などでご一緒した皆様ありがとうございました!!
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前日の岡山でのフォトランを終え瀬戸大橋を渡り高松へ。日頃北海道で闘っているオタクと合流した。高松駅前の居酒屋で翌日の撮影地などの段取りを再確認をし、直後に別のお店で骨付き鶏をテイクアウトし宿で二次k……ささやかな「決起集会」を行った。

やはり四国は柑橘系の飲み物がピカイチですネ。

・・高松名物の骨付き鶏・・
塩コショウと鶏油の絡みが最高ッ!!
肉は柔らかければ良いというわけでなく、身がギュッとした親鶏の食感に感動。
……また一つ、「邂逅」した──────
そのまますんなり寝付ければ良かったんですけどもね、そうは問屋が卸さないということで、なんとビックリなことにこれが全く寝付けなくて。岡山で昼間あんなにチャリンコ走らせて足パンパンになってたのに。
(岡山の撮影記はまた後日……)
寝付けたとは言えないような、意識を飛ばしきれず半分ウトウトするような夜を過ごしているうちに夜が明けてきた。こういうときはむしろ歩きに出たほうが良いんじゃないのか。
ここで讃岐うどんのお店は朝早くにお店を開けてお昼の早い段階で閉まるお店が多いことを思い出した。そうとなれば……朝6時であったがそろそろ開くお店は……あった。宿から徒歩20分。行く頃にはオープンしているだろう。
朝活、朝ラン、朝うどん。良い一日は良いうどんから始まるに違いない。

めちゃめちゃ晴れてるやん。

・かけうどん2玉+かしわ天ぷら
どこかで聞いた話。讃岐うどんには三種の神器のような存在がある。うどん本体、かしわ天、いなりである。ここではうっかり省略してしまったものの、うどんといなりはセットで食され、主菜がうどんで副菜がいなり…というノリだと聞いたことがある。どんな時間でも食べられてどんな気分でもとりあえず食べられる……案外理に適った文化かもわからない。
そんなことを言っているうちにそろそろ戦いに赴く時間である。宿に戻りオタクの起床を確認してレンタカァを借り、もう一名のオタクを迎えに高松空港へ。

オタクのヒコーキ遅れてるやーん(ヤドン)
まあこういうときはですね、うどんのダシを飲んで落ち着くんですよ。塩分補給は大事ですからね。ええ。
これでいつも北海道で奴隷船に揺られている三銃士が揃った。
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さあ試合開始。まずは仏生山の車庫へ向かい撮影会。


サムネの写真をはじめ各々が撮りたい構図をなめ回すように撮る。普段の本線走行とはまた違った時間が流れる。和気あいあいと、ご一緒した戦士たちとああしようこうしようとコミュニケーションを取りながら撮るのも楽しいもの。
濃い撮影会を終えていざ最初の撮影地へ。しかし見計らったかのようにお腹の虫がグーグー言うてはるでないか。時間的にもお昼を食べるべき時間帯。そうとなれば答えは一つ。香川での撮影経験があるオタクの導きに従い、撮影地付近のうどん屋へピット・イン。

・ぶっかけ(冷)2玉+いか天+いなり
このあとはハードな撮影行が控えてると踏みしっかり食べる。かしわ天が並んでいなかったのでピンチヒッターにイカをチョイス。暖地というだけあり11月とはいえど昼間は20℃にすぐ到達する。北海道や北関東のノリで念の為1枚多く…という服装でいると暑くて暑くて……冷たいうどんが恋しくなるもの。
さて。喉越しよくツルツルと吸引したうどんを力に変え、フォトランの方へとシフトする。
やはりこの条件であればここだろうと決めていた撮影地へ。立ち位置や構図を合わせるために少し早めに現地入り。

無事に晴れカットを手に出来て一安心。
2丁切りをする装備ではなかったものの、間に合いそうだったのでもう片方の手で持っていた機材で引いて撮ってみた。
ちょっと極端な写りではあるが、空の青さもよく伺え、白とファンタンゴレッドの車体がよく映える。
途中駅での長時間停車を利用して琴平の方へ先回り。やはり皆さんも同じことを考えるようで、先ほどの撮影会のように和気あいあいとした待機時間が流れた。

各々の立ち位置やアングル、切り位置によって作例がガラリと変わるのも面白い。私はこれぐらいドドンとしている方が好きだ。

一つ前の撮影地と同じくもう片方の手で引いた構図を。本命は望遠での構図だがこれもこれで悪くない。
さて、折り返しの時間を使い復路の撮影。と言いながらももう間もなく日没というタイミング、このフォトラン列車のダイヤ的にもここで我々は撤収かなというつもりで腰を据える。

────アアアアアア沈んじゃった
同行していたオタクのほうが良い写真を撮っていたようで、うわーーしまった…という具合であったが、香川県内でよく見られる、ちょっとした大きさの山々を橋脚越しに写そうという意図を優先した結果である。まあこれはこれで…なんとなく秋っぽいしな。ヨシ!!
ちょっとEランプが灯ったようなプレーで終わってしまったが、1日通して快晴に恵まれたのは幸運であった。
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さて、1日通して戦い抜いた身体はあっという間にクタクタである。高松市内へ戻りオタク1名を落っことし、レンタカァ返却前の余裕時間を利用して残党2名で高松の銘店へと向かった。

───これはうどんですか?───
うどんに見えるという意見、そうでない意見。どちらでも良い。ただ私はうどんという意見だろうとちゃんとした家系ラーメンだという意見、どちらも受け入れられる多様性に満ちた器でありたい。
しかしいくらアラウンドさ〜てぃ〜に差しかかったオタクとはいえ、今日は特に頑張ったんだから…と、もう少し何か食べたい気分である。
決起集会をしたなら、祝勝会だってやりたいものだろう。

地元のスーパーで魚と酒を買って祝勝会。勝って飲む酒は美味いッ!!
北海道ではあまり見かけないものもありましたね。こういうのは大事ですぜ。
前日から戦い続きで相当に追い込まれた身体には疲れが溜まっていたようで、前日の不眠とは打って変わって吸い込まれるように眠りについた。
勝利。