───実は初めての青森でした───
年末は出撃3日前の時点で北海道内の天気が穏やかな予報、青森方面が雪、雪、雪マーク……
これは出るんじゃないか!?と踏んで2024年最後のギャンブルと称し、有給で仕事納めを1日早めて室蘭〜青森のフェリーで相棒と共に海を渡った。
弘南鉄道のキ100形。実は苗穂の生まれであるため、私含めた"鉄"の道で修行する小僧たちが今血眼になって追いかけている道内各路線のラッセル車の祖先に当たる車両である。
弘前にやってくる前の歴史を含めれば95歳になるそうで、もちろん現役で車籍を持つ車は貴重……なのはもちろんだが………あれ……青森県内にのみであるが3両……いる……??
諸事情あり今動いているキ100形は弘南線だけであるが、どうも青森も深い沼でありそうだ。
私自身、この型式の車は保存車両として見たことがある…というものであったが、先に保存車両を見てから現役の姿に触れられるというケースももちろん稀である。
出動する条件は一定ではなく年齢を考えれば毎日定期で走らせることも出来ない。行ったとしても撮れるかどうかは完全な運ゲー状態であるものの、雪を叩き斬る津軽のサムライに再戦を申し込むと言わんばかりに次の出撃機会の確保をその場で誓ったのであった。