写真作品

雪壁の高さは戦いの証

函館本線・山線ラッセル
長いようで実は短い冬シーズンも折り返しを過ぎた。2月に入った段階での全国的な爆弾低気圧はさながらオールスターゲームと言った具合で、函館をはじめ全国各地の眠れるサムライたちを車庫の奥から引きずり出したようだ。

過去の投稿にも登場している撮影地であるが、あれから1ヶ月半ほど経ち雪壁の高さも車両の顔の半分ほどの高さまで形成されている。
機関車の高さは4m強。その半分より高いくらいの雪壁となると、人の背丈よりも余裕で高いことがわかる。
先述の通りラッセルのシーズンは後半戦、このようにシーズン始まった頃と比べて線路際の様子も目に見えて変わるので、同じ撮影地とは言えども写り方は同じではないことがわかる。
先を生きる鉄っつぁん方が載せておられるような、在りし日の深名線や只見線の写真を思い起こさせるような絵面。そこに今の自分が立ち会えているという喜びを噛みしめながら、引き続きオーバー"鉄"ーリズムの精神で冬シーズン後半戦に臨む。