東武鉄道の古豪、8111編成。今撮っとかないとまたこの先の季節でやっかいなヘッドマークが付けられてしまうんじゃないか〜という噂もあり、今年はWE LOVE DENSYAシリーズと題して鎌ヶ谷(を通る路線)で鍛え直す時間を要所要所で設けていた。
しかし夏の関東平野は天気の予測が難しい。どんなに晴れていても夕方には急に曇りだして、ドス黒い空から、ゴロゴロ、ザバザバ………。
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昨日も今日も、また曇られた。
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通過時までいつも決まって持ちこたえられない空模様は、いつも札幌で観る贔屓球団の姿と重なる。
それまで晴れていたところ2つ〜3つ前の列車で急に暗雲が立ち込めて本命通過時には完全に曇られる撮影。リードして迎えた8回裏に点差を詰められ、9回裏で教科書通りのサヨナラ負けを喫するのと何が違うと言うのか。
先に述べた通り素の姿で走る被写体にはリミットが噂されており焦燥感に拍車がかかるのは当然である。それだけでなく日本一の酷暑として悪名高い気候、体力的な負担も計り知れない。
ドキュメンタリー映像の回想シーンみたいな画ばかりが積み上がって行く日々に心底ウンザリしていた。
もちろんそういう写真が必要になるときは必ず来る。しかしそういう写真だけでは何も成り立たないこともまた事実である。打つべき手は打った。それでもここまで報われない。
スペ体質のお天道様、ついうっかりオチのない文章を長々書いてしまうほどに、為す術無し。