Velvia50 +1段増感 中判フィルム
ふとたまたま気が向いて、翌日の富良野界隈の天気と、キハ40タラコ色の運用を調べた。
──恐ろしいほど噛み合ってる──
何か、本当にふとたまたま気がついたところも含めて、何か見えない力が働いたことによる巡りあわせだったのかもしれない。
昨年から勤しんでいた夜逃げの練習の成果を"魅せる"ときが来た。
車両そのものは豆粒写真になってしまったが、冬場にしては珍しい雲一つないキチガイ晴れと、リバーサルフィルム特有の深い青空の発色。そしてこの描写のキレ味も見ていて最高に気持ちが良い。
鉄道写真とは、走るタイムカプセルを写すものとも言える。当時の機材で当時の車両をムキになって撮ること。これこそが昭和レトロでとれんでぃ〜な体験の極みであると確信できるような1枚となった。
今でこそこんなふうにしみじみと文章を書いているが、その後は会社の始業時刻に間に合わせないといけないため、俯瞰を超速ダッシュで駆け下りて札幌へ無休憩で駆け抜けたのであった(間に合いました)
・・・しかしいくらフィルムのやっつけ複写とは言え、こんなにすごい発色になるものなんだな。
フィルム原版もかなり立体的に焼き付いているので、これはもうとんでもない描写でっせ……。