令和の米騒動と言われている昨今、こういう写真を載せようものなら画面越しに打ちこわしが入りそうでありいささか恐れ多いと思わんでもない。
今や115系も風前の灯、こんな状況下で車両をそのものを"ぼかす"表現をしようものなら不敬罪で釜茹での刑になってしまうのは火を見るより明らかである。
たまたま手元の写真を振り返っていたら見つけたこの写真。もはやいつ撮ったのか覚えていない。本当は115系とか485系国鉄色が夕焼け光線に照らされたドエロい写真を撮りたかったのだけど、こんな天気じゃあ……と曇ってるなりになんかそれっぽい写真でも撮ろうとしたのだろう。
おそらく高校生の頃の私に聞いてみればわかることだろうが、あの頃から極度の晴天欠乏症に悩まされていたことが写真越しにハッキリとわかる上、当時の私は何かしらのフリーきっぷで普通列車オンリーの移動、さらに撮影地最寄駅から機材を担いで徒歩で何十分も歩いていたのである。そんなか弱い少年の心を下手に刺激すると本当に撮鉄一揆が起こってしまうので、10年ぐらい経った今日、ひっそりとこうして供養をしておくことにしよう。