写真作品

たたかうくるま

DE15複線型・山線ラッセル
仕事終わりにちょっとそこまでのノリでラッセルを撮りに行けるの、最高である。これぞ北海道暮らしの恩恵ではないか!なあ!?そう思うよな!?と言わんばかりに機材とフォロワーを車にぶち込んで出撃。
……というのはフィクションで、実際はフォロワーから強く行こうぜ行こうぜと誘ってもらったのである。車出したのは私だけど(笑)

小樽までの道では降っている気配が無く、これ今日本当に大丈夫なのか〜?と疑いながらも走ること2時間弱。
やうやう悪くなりゆく視界とは対照的に心が燃え盛る。峠にさしかかるとここまで穏やかだった道中が嘘のようなドカ雪。かなり良いペースで車に積もってきている。

さすがリゾート地として名を馳せるほどの良質なパウダースノー、撮影地での待ち時間に雪合戦でもするかと言って手で掬うも、固まらずにシュルンと融ける様は内地の人間にとってはとても美しく不思議な感覚である。

そんなことを言ってたら線路が急に明るくなってきた。戦う列車がやってきた。
はたらくくるま、ならぬ、たたかうくるまである。
…………顔がほとんど見えなくなるまで掻いていた。かっこいい。やっぱりこうでなくちゃ!!!

ラッセル車、ササラ電車、ササラトラック、排雪モーターカー、道路ラッセル、道路排雪ロータリー車etc……全ての冬の戦いに敬意を持ちつつ、その勇姿を様々な形で記録したい。