特集・組写真

第3回個展・予告先発

【第3回個展・予告先発と宣伝】

早いものでついに今度の木曜から個展が開幕します。

てなわけで、ここでは5月1日から行う「鉄道写真展『電車通り〜札幌編・第二幕〜』」の告知・見どころを宣うことにします。

現物の紙媒体で見るのと画面で見る違いを感じ取る機会にしていただきたく、現地でお手元のスマートフォンなどに写真を表示して見比べていただけるよう、27日、28日、29日で1日1枚ずつ、展示予定の一部の写真を「予告先発」として載せます。ぜひ現地でご活用ください。

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予告先発・1枚目
 【こちらはA3で展示します。】


私含め多くの人が写真を紙で見る機会が減ってきている昨今。今回の展示は「どの媒体で鑑賞するかの違い」にも着目しています。
昨年の展示から1年間、発表することについて考える時間に多くを費やした末に開催を決めた今回の個展。
昨年に比べるとややお堅い内容になるかもしれませんが、そのあたりの話も含め是非私が在廊している時間に来ていただいて、皆様とお話出来ればと思っております。
皆様からの知恵や意見を対面で吸収できるのも個展という発表手段のメリットの1つでしょう。

……とは言いつつも、基本は肩の力を抜いてお越しいただければと思います!

電車通り沿いのギャラリーですので、すぐ目の前を走る市電を横目に、運が良ければ天然由来の吊りかけサウンドを聴きながら写真を観ていただけます。

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予告先発・2枚目
【こちらはA3ノビで展示します】


各表現者が何らかの形で実体を伴う発表手段を取ってほしい。そのハードルはたしかに低くはないけれど、少しでもそのきっかけになれば……。

そのためには、まず今回は作る側がどうこうというより、観る側の皆さんにとって実物を鑑賞する機会になってほしいという願いが込められています。
SNSなどインターネットを始め、画面だけでことが済んでしまう昨今。私含め、観る側の人々も一昔に比べて感覚を忘れてしまっていることが多いと感じます。

写真が身近になり過ぎるまでになり、誰もが表現者を目指せる時代になったのに、発表の仕方を知らずにそれらを画面の中だけで飼い殺しにしてしまうのはあまりにもったいない。
作る側・観る側双方に価値観を共有することで、人々が本来持っているはずの表現手段の一つをもう一度思い出してもらえればと思います。

今は観る側の人でも、これから先作る側の人になるかもしれないのだから。

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予告先発・3枚目
【こちらはA1で展示します】


3日間出してきた「予告先発」も今回で一区切り。
今回は満を持してポストカードに刻まれたものと同じ写真です。

詳しいことは現地で見聞きしていただくのでここではなるべく言及しませんが、より大きなサイズでのプリントにも挑戦しております。
私自身も今までに見たことがなかったサイズゆえ、現地でどんな見え方になるのかが想定しきれませんが、こんなニッチな生き方をしていなければまず見かけないようなものと出会える機会になるでしょう。

もちろん現地で見ていただく写真には透かしやクレジット表記はありません。そんなところまで気にしなくてもいいのが現物展示の強み、本来我々が持っているはずの表現を思い出しに来てください。

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横田 幸多朗・鉄道写真展
「電車通り」 〜札幌編・第二幕〜

【日時】
2025/05/01(木)〜05/11(日)
11:00〜19:00
※※月曜休廊※※
※※最終日は17時まで※※

【場所】
トラムニストギャラリー(札幌市中央区)
札幌市中央区南5条西15丁目2-5 トラムニストビル2F

札幌市電・西線6条より徒歩1分電車通り沿い
地下鉄東西線・西18丁目より徒歩10分
………昨年と同じ場所です!

【作者在廊時刻】
平日…16:30〜19:00
休日…11:00〜19:00(終日)

※駐車場はございません。この機会ですのでぜひ市電でお越しください。

入場無料。